年輪のでき方
今年の夏は暑かったですね。
庭の雑草もぐんぐんよく伸びました。同じように木も育ってるんですよね。
年輪がまたひとつ増え・・・ん?
外側に新しく一輪増えるのでしょうか?内側に一輪増え全体的に大きくなるのでしょうか?
木に年輪ができるのは、成長の時期によるものです。
木部と樹皮の境で細胞分裂が起こり、新しい繊維細胞や年輪をつくっていきます。
四季がはっきりしている日本では、色の薄いところは春から夏にかけて作られ、色の濃いところは夏から秋にかけて作られ、冬は成長が止まります。
例えば、写真を見てみると、木が外へ外へ新しい繊維細胞や年輪をつくりながら成長をしていくため、枝打ちしたあとの節や枝が新しい繊維細胞や年輪によっておおわれていってるのがわかります。
つまり、新しい年輪は外側に、外側にできているということがわかります。
<担当者より>
またも年輪関連の話でした。
以前は、方角と年輪の関係でしたが、今回は木の成長の仕方についてです。
今回の参考・関連・情報源 ◆平成17年度情報開発推進事業 研究報告書(静岡県総合教育センター) 中学校部会 技術 (2)年輪のでき方と繊維細胞 http://kaihatsu.shizuoka-c.ed.jp/2005/chuugaku/gijutsu/newgijutu1/newpage1.htm |
60過ぎたおじさんですが今ごろこんな疑問をもつとは、良くわかりました
コメントありがとうございます。
いくつになっても探究心を持つことは素敵だと思います。
私もそうありたいです。
71歳の木工好きです。
木材に付いて解った様な顔をしていましたが、最近ふと気付いて気になっています。
年輪は木の横(緯?)方向の断面ですね。100年なら100本。では、縦(径)方向の断面があるとしたらどう成っているのでしょうか?
また、根本の年輪、中間の年輪
同じ一本の木でも違う?
としたら、木の成長は円錐型のバームクーヘンみたいな感じ?と思って良いですか?
縦方向の断面はバームクーヘンをカットした断面のような縦線がシマシマで見えるような感じになります。
木の板で柾目というのが直線の断面になる木目、真ん中が波形になるのが板目と言われる木目となります。
高橋様の言われる通り、根元の年輪と中間、上の方で、木の太さも違い、年輪の本数も違ってきます。
それでいくと確かに円錐形のバームクーヘンみたいな感じになりますね。
逆に1年中暑い国では年輪がない樹木もあります。